きみはなぜ働くか。   渡邉美樹

人間は一つのことしかできない。あれもこれも求める人は英雄になれない。

人生に遅いということはない。「自分がこれから何をして暮らしていったらよいのかわからない」「進むべき道がわからない」「会社をどう選べばよいのかわからない」

自分が主体的に物事を考えてこなかった結果である。自分という存在が偏差値というわけのわからない数字によって、常に振り分けられる人生を歩んでしまったため、自分の力で考える習慣が育たなかったのである。

人生には6つの柱がある。仕事 家庭 教養 財産 趣味 健康である。

自分本位でいきていないだろうか?君たちの行動には、「自分以外の人のために」という意識が、常にきちんとたもたれているだろうか。

人間は良い時にはよい気を、いやな時にはいやな気を発しているのだ。

成長できる人間には「why?」の心がある。

嘘をついてごまかそうとする人は一生嘘をつき続ける一度、ごまかしてしまうと、そこからすべてをごまかすことになってしまう。小さなことで逃げさすひとは、大事のとこも逃げ出してしまう。小さなことすべてが人生なのだ。

「成功とは、他人との比較ではなく、自分にとって価値ある目標を設定し、長期的な活動のなかで手に入れるもの」すべては自分のせい。

仕事は慣れてはいけない。

まわりと比較するな。自分の「昨日」と比較せよ。

教育とは何か?平均点が出され、上か下かで判断される。「できないないから、成績は1」と評価される。走るのが嫌いな子に、無理やり競争させて、「お前はビリ」と言うことがはたして、教育といえるだろうか?どうして、数学を学ぶ目的を教えないのか。公式だけを丸暗記させ、数字を当てはめさせ、正しい答えを出させることに、一体どれだけの価値があるのか?それよりも、世の中で数学がどう使われているのか、数学ができないと、どのように困るのかということを教えるほうが大切だ。

人生を本当の意味で有意義に生きたいのであれば、まずは損得から離れることである。プロになるまでのある一定期間は自分を捨て目指す道以外のいっさいを犠牲にして、取り組まなければモノにならないだろう。時間を気にするのではなく、ジゴトからシゴトへとひたすらに立ち向かう。プロになるための第一歩とは、この意識を持つことである。そして、プロになったら、楽しみながらシゴトをすること。

君は何のために勉強するの?カンボジアの子供たちは、「先生になりたいから」「医者になりたいから」と答える。日本の子供たちは、「いい点数を取るため」「いい学校に行きたいから」「親に叱られるから」と語る。日本には勉強の目的を知らない子供たちがあふれている。親と教師がそれを教えないからだ。夢のない大人が多すぎる。生活のためのお金を稼げるのであればいいと、適当な会社に入る。そんな大人たち行う教育だから、子供たちはには知識があるが、その知識を役立てることを知らない。教科書通りの世界史を述べることはできても、世界観がない。

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