「聞き役」に徹することが会話ペースを握る近道
大切なのは会話のペースを握ることです。おそらくほとんどの人が、「自分の気持ちいいペースで話すことがポイントだ」と思うのではないでしょうか。しかし、実は逆なのです。相手を引きずり込むことではなく、相手に「引きずり込んだと思わせる」ことです。最初は自分と相手の話す比率は9:1だったとして、5分後には5:5に、最終的には1:9ぐらいまで、というようにたくさんしゃべらせてこそ、会話のペースを握ったといえるのです。自分の割合を1にすることの最大のメリットは、相手に話をしてもらっている間に、次の話しの展開を考えられることです。会話を支配するためのトレーニングとしてやっていただきたいのが、会話のシミュレーションです。また、会話は自分から切り出すことを心掛けましょう。
会話の切り出し方
無理に「面白いことをいわなくては!」などと肩肘をはっていては、会話自体がギクシャクしたものになってしまいます。
相手から会話を切り出されたら、何より心がけたいのが、返事だけで終わらせないこと。
プライドと腰は低いほうがいい。
コンプレックスのない人間はどこにも存在しませんし、「自分には弱点がない」と言い切れる人がいるならば、その人には正しい自分の姿が見えていないだけのこと。「そんなひとよりも、自分の弱点をただしく把握し、克服していこうという人の方がはるかに魅力的です。
勤務先が上場企業でなくても、そのひと個人の価値とは何の関係もありません。収入が低ければ、あげられるようスキルアップをはかる。学歴がないなら、知性や教養を身につけられるよう勉強する。こういった姿勢に、意味があるのです。
一般論は頭の悪さを露呈する。
今ビジネスマンに必要とされているのは、「それについて自分はどう思うか」というスタンスを明確にすること。そのうえで、「誰が」「××を行う」という具体的な解決策を提案する能力。そして、「なぜならば」「誰が」「何をすると(しないと)」「何が起きる(起きない)」という背景の分析能力です。さらに、その分析・提案を、的確な言葉で相手に伝える説明・伝達能力も必要とされています。
失敗したら反省はしてはいけない。原因の把握だけはやっておく。
非完璧主義でいこう。一流の経営者たちは、いい仕事をするためにしっかりと休むと口を揃えています。仕事をする事や勉強すること自体が目的になってはいけないのです。
本来勉強は仕事をしやすくするためにするものであり、仕事は人生をハッピーにするものであるはずなのです。手段だったはずの仕事と勉強が目的になってしまうと、「常に100点を取らねばならない」という強迫観念にかられてしまいます。
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